「私たちは、悔しいんです」 認定NPO法人桜ライン311のホームページに記された一文。東日本大震災が起きた1000年前にも、同規模の津波が三陸沿岸を襲った──。そんな歴史を知り、「過去の教訓が正しく伝わっていたら、救えた命があったのではないか」と悔やんだ陸前高田市内の若者たちの思いが、この一文に込められている。岡本さんもそんな思いを抱き、平成23年10月の同法人設立から活動に携わる一人だ。
県は、令和5年度の市町村民経済計算の概要を公表した。気仙の1人当たり所得(別表)は、大船渡市265万4000円、陸前高田市251万1000円、住田町268万8000円。3市町とも前年度から上昇した一方、県内市町村平均の282万4000円を下回った。総生産額は大船渡市が前年度を上回ったものの、陸前高田市と住田町は下回った。 市町村民経済計算は、市町村における経済活動の結果を「生産」「分配」の2面から ...
本県における令和7年度の秋サケ漁獲量は、沿岸漁獲と河川捕獲合わせて42・5㌧(前年度比63・7%減)で、3年連続で過去最低を更新した。大船渡市魚市場への水揚げは0・4㌧と、前年度の30%に満たず。各河川での採卵は、県外からの移入卵を含めても計画対比15・1%に終わり、稚魚の生産・放流も厳しさを増す。県内では今後、大不漁の秋サケから魚種転換する動きがさらに加速していくとみられるが、漁協や民間企業に加 ...
住田町は、令和7年度のふるさと納税による寄付状況をまとめた。件数は1094件(前年度比481件減)で、金額は1961万円(同91万円減)。件数、金額ともに前年度を下回ったが、件数は新型コロナウイルス禍前を大幅に上回る水準となっている。町では6年度から、ふるさと納税ポータルサイトの管理を専門の外部業者に委託して返礼品PRの磨き上げを図っており、今後も〝魅せ方〟に工夫を凝らしながら、ふるさと納税を通じ ...
大船渡、陸前高田両市の7小学校で7日、入学式が行われた。晴れて小学生となった新1年生が、これから始まる学校生活に期待を膨らませた。 このうち、大船渡市赤崎町の赤崎小学校(佐藤真校長、児童104人)には15人が入学し、全員が式に出席した。 新1年生らは、スーツや着物で華やかに着飾り、緊張した面持ちで入場。在校生と教職員、保護者、来賓らが温かい拍手で迎える中、自分の席まで堂々と歩いた。 式が始まり、自 ...
大船渡市林地再生対策協議会は先月、昨年2月26日に発生した大規模林野火災に伴う森林再生計画を策定した。被災森林3370㌶のうち、53%に当たる1785㌶を人工林が占めており、その再生方法や具体的な施策などを体系的に取りまとめた。同4月7日の鎮火宣言から、1年が経過。全国的にも例がない規模の事業展開に向けた指針から見える今後の展望と課題を探る。(佐藤壮) 計画の基本方針では、居住地や綾里川ダム、大船 ...
陸前高田市竹駒町に鎮座する竹駒神社(菅野哲彦宮司)の「初午式年大祭」本祭りは18日(土)、同町内で行われる。コロナ禍を経て12年ぶりの挙行となる今回は、4祭組が大名行列などを奉納する予定。少子高齢化社会で郷土芸能の担い手が少なくなっている中、練習に打ち込む住民らが本番の成功に向けて団結している。(阿部仁志) ...
大阪・関西万博で展示された「奇跡の一本松」のデジタルモニュメントが、陸前高田市高田町の交流施設「陸前高田アムウェイハウスまちの縁側」そばに設置された。国内外の人に復興のシンボルを発信した万博の〝レガシー(遺産)〟が、同市の観光情報PRなどに活用される。 モニュメントは、高さ3㍍、幅1・2㍍、奥行き0・3㍍。復興庁が作成し、昨年4~10月の万博開催期間中、東ゲートゾーンに設置された。ディスプレーには ...
「春の全国交通安全運動」と県内の「春の地域安全運動」が始まった6日、大船渡、陸前高田両市で交通安全・防犯関係団体や大船渡警察署(藤島良則署長)などによる啓発活動の出動・出発式が行われた。出席者らは交通事故と犯罪の抑止へ心を一つにし、児童・生徒の安全確 ...
住田町は本年度、自治公民館活性化モデル事業に取り組む。町内22の自治公民館の中から3館を選定し、その活動を集中的に支援する。人口減少や少子高齢化によって公民館活動が厳しさを増す中、行政や民間企業・団体とも連携しながら、地域の基盤組織である自治公民館の持続可能なあり方を探り、ノウハウや知見を波及させていく。加えて、自治公民館運営の補助も拡充している。(清水辰彦) ...
陸前高田市は豊富な森林資源を生かし、市有林J─クレジットの販売と、「企業等による森づくり制度(企業の森制度)」の運用に力を入れている。令和7年度は、延べ30事業者に同クレジットを販売し、数量は1283㌧、金額は1925万円。民間企業などが市有林で森林 ...
大船渡市大船渡町の市魚市場を運営する大船渡魚市場㈱(千葉隆美社長)は、令和7年度水揚げ実績をまとめた。数量は前年度比34%減の1万7504㌧、金額(税込み)は同24・7%減の50億4919万円。全国的に水揚げが増加したサンマは前年度を上回り、回復の兆しを見せたものの、前浜の定置網は漁況が振るわず、数量、金額ともに前年度から大幅減の苦しい状況となった。(菅野弘大) ...